2021/03/20 13:56

RIDRAWINGをご覧いただき有難うございます。

はじめまして、神奈川県出身の吉田尚生(ヨシダ ナオ)と申します。

好きなものは自転車とアートそして旅です。


私はBMXという小型自転車に乗っています。最近ではオリンピック競技にもなり、クルクル回ったりジャンプができる話題の自転車です。

そんなBMXに15歳で出会い、双子の兄と共にBMXに魅せられてもうすぐ20年になります。

競技者としては全日本大会準優勝や世界大会出場の成績を残し、現在はBMXスクールを運営しています。


その一方で舞台に携わる両親の影響で10代から独学でアートに取り組み、ニューヨークで個展を行いました。BMXのプロになるまでは劇団四季で舞台美術の制作やグラフィックデザインのお仕事をしていました。


その後、幼い頃からの憧れであった「シルク・ドゥ・ソレイユ」に参加することになります。


ワールド・ツアーでは2ヶ月おきに引っ越しを繰り返しアメリカ、カナダの15都市を周りました。

きらびやかな舞台で二千人以上のお客さんを前にしてパフォーマンスをする日々でした。


そして休みの日には妻とローカルのコーヒーショップ、美術館やアップルストアに行くのが楽しみでした。

少し変わった生活ですが自分たちの大好きなものがすべて詰まった場所でした。




しかし、2020年3月ロサンゼルスの公演を終えた頃、世界情勢が大きく変わり日本への帰国を余儀なくされました。


それは長い夢から覚めてしまった気分でした。

憂鬱な自粛期間の中で自分に何が出来るのかを考えました。

暗くなってしまった世の中へ自分が大好きな自転車とアートで元気を届けたい。

そんな想いを胸に自分にしか出来ないことを今やっておきたい。

そこで私がたどり付いたのはBMXに乗り始めた頃に考えていたアイディアでした。

20年近くBMXに乗って、たくさんの絵を描いてきたにも関わらず挑戦出来なかったこと。


「自転車で絵を描きたい」


自転車のタイヤを使って絵を描く「RIDRAWING・ライドローイング」という技法を生み出しました。


2020年9月にクラウドファウンディングにて開催資金を100名以上の方からご支援頂き、6ヶ月の制作期間を経て個展を開催しました。






自転車は漕ぎ続けなければ前には進めません。

私は「RIDRAWING」という自転車とアートの新たな可能性に挑戦します。

これは私にとって新しい夢のカタチです。

再び世界中に感動を届けるためにここから漕ぎ始めます。


想いを込めた作品達をご覧いただけたら嬉しいです。